Page-17 (2024-Vol.1)
もう既に当初の配備数の半数ほどが用廃になっていると言われるAH-1S。昔のように各飛行隊に16機の定数がいた時代とは異なり、恐らくどこの航空祭に行っても撮れる機体はあまり変わらないと言った現象が既に起きているはずである。私の住む関東地域でも木更津駐屯地の第4対戦車ヘリ隊は2個飛行隊が1個に減少しているから、習志野/立川/木更津など関東周辺の駐屯地祭ではよく見かけていた機体がまた登場という事になるが、出来るだけ画角などを変え、同じパターンの写真にならないよう心掛けながら、このAH-1Sと言う機体の魅力を出せればと考えている。2024年も1月の習志野第一空挺団降下初めからチャレンジして行く事とした。(2024年1月 記)
↑ 模擬演習でAH-1Sの出番は、敵が前方展開した時点での我が方の威力偵察と敵前進の阻止、そして陸上部隊が反抗始めた際の火力支援等の場面であるが、3回ほどの出番がある。実際に戦争が勃発した場合、敵の前線に威力偵察など決行すれば、携帯対空ミサイルの好餌食となり、すなわち自殺行為に相当するからそういった運用は難しいのであるが、制空権がある中での残敵掃討など火力支援では、武装ヘリまだまだ使える火力手段である。
↑ 2024年参加ののAH-1Sは、80号機(73480)と63号機(73463)の2機であった。午前中早い時間は薄曇り、次第に晴れ間が広がり、午後終了と共に曇り空に戻ると言う天気だったが、私は昨年と同じ家を朝5時台に出て、現地で7時ぐらいから並ぶと言うパターンだった為、確保できた撮影ポイントは昨年2023年と同じ場所だった。従って、違う画角でヘリを狙おうとしてもどうしても同じような写真になってしまう傾向にあった。
↑ 2024年9月の立川駐屯地祭、秋の陸自航空祭でAH-1Sが確実に参加するイベントの一つであるが、今年は63号機(73463)と44号機(73444)が飛行した。63号機は駐屯地祭の常連でもあるが、44号機は最近見ていなかったので、まだ元気だったかと嬉しかった。天候は曇り・・・しかし晴天ならこの時間のこの場面ではド逆光となるので、反って良かったかもしれない。脛ぐらいまで伸びた草が、AH-1Sのスキッド部分を隠すが、これも絵になる。
↑ 第一空挺団の降下初めは、毎年第1週の日曜日か第2週の日曜日に設定される。主役はヘリやC-130/C-1/C-2等の輸送機から降下訓練する空挺隊員なのであるが、毎年防衛大臣が来る最初の行事化しているので、演出も凝ったものにする必要がある。其の為、習志野市の比較的狭い街中の演習場に最新の戦車や装甲車両を持ち込んで空地一帯の攻防戦を見せる所から、比較的多くの観客が集まる。輸送を担当する大型ヘリの参加数は毎回変わるが、UH-1/AH-1などの中型機は各2機が参加しているのが、最近の傾向のようだ。AH-1Sは、富士総合演習のように実弾の発射はしない為、空薬莢回収の顎は付けていない。
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↑ 2024年9月の三沢基地に展示された60号機(73460)。外見を見る上ではまだまだ古さを感じさせない、メンテは良くされているようだ。
↑ 観閲飛行や展示訓練を終えた後、エプロンの展示エリアに低空で飛来する場面が、立川駐屯地での撮影チャンスである。定期的なアイランがあるとはいえ、塗装などに剥げた部分が無く、メンテナンスが行き届いている。恐らく現状の4個対戦車ヘリ隊の所有機数は各隊共に多くとも10機を少し超える程度であろうから、今後こうした航空祭でみられる機体は益々少なくなっていく。